まとめ連合



勤務中、嫁の会社の社長夫人から電話。夫人「会ってお話が…」俺「(なんだ?)」→夫人「これを」渡された1つの茶封筒。夫人「調査に6年かかりました」なんと…

514: 名無しさん@おーぷん 2014/11/30(日)18:43:53 ID:Lkq
ただそれには俺の協力も伴うし、下手をすれば訴えられる危険性も少なからずあるという。
金額は一回二百万。
ただし浮気当日だけの費用で良いという。
一瞬法外だと思ったが、不法性を考えれば適当な額の様にも感じた。
二百万なら辛うじて何とかなる額だ。
Aさんは俺に一つだけ条件を出した。
契約期間中は家庭内でいつもと同じ夫としての自分を演じきること。
会話もいつもと同じようにすること。
夜の回数も減らさないこと。
嫁の作った食事もきちんと取ること。
それと嫁の居場所を随時特定できる様に、携帯を15分ほど拝借させて欲しいということだった。
それだけ念を押され俺はその場を後にした。

一回目の浮気は二週間後に訪れた。
社長夫人から受けた報告では最短で三ヶ月のスパンと言われていたので完全に意表を突かれた。
携帯にAさんから連絡が入り、慌てて親友と待ち合わせ、ホテルへ直行した。
極度の緊張でアクセルを踏む足がおぼつかなくなり、察した親友が運転を代わってくれた。

部屋の一室を借り切った設備は盗聴ではなく紛れもなく盗撮用設備だった。
大型のモニターはまだ誰も居ないホテルの一室を映し出していた。
複数のカメラが設置してあるのか、画面は幾つかのアングルに分割されていた。
二百万の法外な契約料の意味をようやく理解した。
恐らくAさんはホテルのオーナーに話をつけていたのだろう。
口の中がカラカラに乾いて吐きそうになった。
もうすぐこのモニターの向こう側で嫁の浮気を目の当たりにするというのだから動揺するなという方が無理だった。
暫くしてAさんの携帯が鳴った。
Aさんは俺に向かって「奥さん今(ホテルに)入ったって」と小声で言った。
俺は胃液が逆流しそうになるのを辛うじて堪えながら妻達の入室を待った。
ドアノブが動き、カチャと乾いた音をがすると、ゆっくりとドアが開いた。
モニターに手を繋いで入室する二人の姿が映し出された。
もはや疑い様もなかった。



515: 名無しさん@おーぷん 2014/11/30(日)18:44:36 ID:Lkq
嫁と社長は寄り添う様に衣服を着たままベッドに横たわった。
二人は抱擁し合いながら何度かキスを繰り返した。
あまりの光景に眩暈がして気が遠くなった。
親友はそこで席を立ち、車で待ってると言って出て行った。
そっから先は完全に頭に血が昇って漠然としか覚えていない。
たぶん最初は会社の話とかしていた様な気がする。
はっきり覚えているのは行為の最中、社長が嫁に向かって何度も「愛してる?」と問いかけ、嫁に「愛してる」の言葉をいわせていた事ぐらい。
正直、これは相当精神的に堪えた。
頭に血が昇り過ぎたのか、激しい頭痛で卒倒しそうになった。
盗撮終了後、車に戻った疲労困憊の俺を見かねた友達が、ギブアップした方が良いんじゃないかと言ってきた。
金は友達が立て替えても良いとも言ってくれた。
しかし気持ちは有難いけどこっちも意地があった。
契約を延長することにして、その日はそれで終了した。

翌日社長夫人と会い、一年だけ時間の猶予が欲しいと頼んだ。
親権を取るためにいろいろ準備したいと説明したら彼女は凄く俺に同情して容認してくれた。

しかし問題はAさんに言われた何時も通りの自分を演じるという約束だった。
食事は無理に詰め込んで誤魔化したが夜の方はどうしようもなかった。
盗撮映像で見た嫁の「愛してる」の一言がどうしても脳裏を過ぎった。
それでもバイアグラで無理に起たせて事に及んだ。
薬の副作用なのか、行為の最中血流が乱れて激しい頭痛にみまわれた。


516: 名無しさん@おーぷん 2014/11/30(日)18:45:00 ID:Lkq
二度目の浮気は報告書通り三ヵ月後。
しかし残念ながら撮影は空振りに終わった。
使用したのがいつものホテルではなく、スタンバイが間に合わなかった。
しかし料金は5万で済み、安堵した事も付け加えておく。

それより問題は俺の健康状態だった。
さすがに精神的な支障をきたしだし、嫁がこさえた飯が喉を通らなくなった。
必然的に夜も完全に無理になった。
正直、会話をするのも億劫になった。
とにかく嫁と顔を合わせるのが嫌で、休日は一人で田舎へドライブに出かけ、そこで過ごすようになった。
嫁が欝を心配して病院に行ったらどうかと言ってきた。
まさか(お前の)せいだとも言えないので会社が忙しいからと言って誤魔化した。
どうしても無理ならあなた(俺が)会社を辞めても私の稼ぎで何とかするからと励まされた。
正直、少し意外だった。
多少の良心の呵責はあるのかもしれないと思った。
そのせいもあってか三回目の浮気の兆候は半年が過ぎてもなかなか現れなかった。
間もなく社長夫人との約束の一年が近づいて流石に焦りだした頃、ようやくAさんから連絡が入った。
今度は間違いなくいつものホテル行きそうだという。

一回目と同じ設備で埋め尽くされた部屋で嫁と社長が入室するのをじっと待ち続けた。
俺はこの一回で契約を終了しようと心に決めていた。
もう身が持たないからだ。





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