まとめ連合



「中途半端な野郎が大っ嫌いなんだ」バンドがやりたくてギターを教わりに行ったらバスケは辞めろと言われ…






1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/08(木) 01:17:20.43 ID:4kpn7ZKP0


男「何でだよ!?女歌上手いじゃん!」

女「上手い下手は関係ない。ただ私がやりたくないだけ」

男「頼むよー俺がギターやるからさぁ!」アセアセ

女「…ベースとドラムは?」

男「これから集める!」フンス

女「……はぁ」


2:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/08(木) 01:29:04.49 ID:4kpn7ZKP0


女「…別にベースとドラムがいても私はやらないけど」スタスタ

男「ま、待てって!頼むからさぁ!」アウアウ

女「…あんたがバンドやりたい理由って?」クルリ

男「え?」

女「何か理由があってバンドやりたい!って思ったんでしょ?」

男「お、おぉ、キッカケか!是非聞いてくれ!」フンス

女「いいよ、聞いたげる」


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

学校の音楽室


ゲイ「いいねこれ、今度の文化祭で演らない?」

ゲイ友「おぉやろうやろう!」

ホモ「良かったぁ!音源持ってきて正解だったよ」ヨッシャ

男「……」ジィ~…

ゲイ「ワン・ツー・スリー・フォー…」


ジャジャーーーン

男「……ふぇぇ」

演奏終了

ゲイ「…ふぅ」

男「……ッ」パチパチパチパチ

ゲイ友「ん?」

ホモ「誰だい君…1年生…みたいだけど」

男「はい!俺バスケ部の男っていいます!今の演奏聴いてました!すっげぇ格好良かったです!」キラキラ

ゲイ「ははは、ありがとう、男くん」ニコニコ

男「あの、俺もバンドやりたいです!!!!」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


女「……想像してたのと全っ然違う」

男「ん?何想像してたの?」

女「…いや好きなバンドができて、そのバンドの曲をやりたいとか、そんな感じのだと思ってた」


3:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/08(木) 01:40:38.64 ID:4kpn7ZKP0


女「…はぁ…、キッカケがまさかゲイ先輩達だったとは…」ゲンナリ

男「別にいいじゃん。あの人達優しかったよ?」

女「それが心配なのッ!」

男「な、何でだよ……」タジタジ

女「と、とにかく!私はバンドはやらない!いい?それじゃあね」スタスタ

男「あッ……、行っちゃった…」


男「う~ん…どうしようかなぁ…」


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

放課後

男「よっし部活部活~♪」フンフ~ン

男友「どうした男、バッシュ持っちゃって…自主練?」

男「へ?部活だけど?」

男友「あれ、昨日メールし忘れたか…?まぁいいか…」ボリボリ

男友「今日は部活ねーんだ、悪いな、メール忘れて」

男「えーマジかよ…バッシュ持ってきた意味ねぇじゃん…」

男友「まぁいいさ、帰ろうぜ!どこか寄っていこう」

男「…しゃあない、いいよ行こうぜ!」

男「男友はどこか寄りたいところあるか?」

男友「んー…そうだ、CDショップだ」

男「CDショップ!」

男友「今日オレの大好きなバンドのアルバムが発売されるんだ、付き合ってくんね?」

男「お、おう!いいぜ!」

男 (バンド…かぁ…、俺もなんかCD買っていくかな…)


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

CDショップ

男友「あったあった!これこれ♪」

男 (めっちゃCDあるなぁ)キョロキョロ

男友「ちょっと試聴しちゃおうかなぁ…いや楽しみはとっておくべきか…」ブツブツ

男 (…?何だこのバンド…)

男 (試聴できるのか…、…ちょっと聴いてみよう)スチャ

ポチ


男「!!!!!!」ビク


4:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/08(木) 01:49:19.80 ID:4kpn7ZKP0


男「…すげぇ」

男友「……男?」

男「………」

男友「…ずいぶん集中して聴いてるな…」

男「………」

男「……ふー」スチャ

男友「終わったか?」

男「うわ!男友か…」

男友「うわって何だようわって」

男友「もうCDは買ったよ、行こうぜ」

男「お、おぉ…ちょっと待ってて!こ、これ買ってくる!!」ダ

男友「……」


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

男の家

男「あぁ…買ってしまった……」

男「人生初のCDだ」ドキドキ

男 (…この曲を聴いたとき…感じたんだ)

妹「お兄ちゃん独り言キモイよ」

男 (今まで感じたことのない…言い様がない思いを感じたんだ…)

男 (…あれはいったい…)

男「キモイって言うなよキモイって」

母「ご飯よ~」

妹「はぁい」トテトテ


ガチャ バタン

男「…よし、このCDをプレイヤーにっと……」

スチャ

男「再生っと…」ポチ

男 (…!これだ……この感じ…!)ドキドキ

~♪ ~♪

男「やべぇよこれ……すげぇ……」ガクブル


男 (これだ!これを演ろう!!!)


5:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/08(木) 02:04:44.16 ID:4kpn7ZKP0


次の日

男「女ァ!これ!これだこれ!!」タタタ

女「ちょ、朝からうるさい…ん?」

男「好きなバンドができたんだ!」ス

女「……ふぅん、ロックね」

男「女もロック好きだろ?じゃバンドしないか!?」フンス

女「好きだけど…やだ」ムス

男「何でだよ!?」

女「昨日も言ったでしょ?私はやらない。やりたくない」

男「…そうか!じゃあベースとドラムがいたらやってくれるんだな!?」フンス

女「いてもやらないって言ったでしょ!」

男「むむぅ…」

女「諦めな、私は忙しいの」

男「…何に?」

女「実行委員長」

男「…あぁ、2ヶ月後の文化祭の?」

女「うん、私その実行委員長になったの」

男「はぁ!?お前俺と同じ1年だろ!?何で実行委員長なんかに選ばれてんだよ!!」ガビーン

女「…私のお姉ちゃん、生徒会長でしょ?…お姉ちゃんが周りの立候補や推薦をぶっちぎって私を推したらしいの…」

男「マジか…すげぇ姉ちゃんだな…」アゼン

男「…まぁ女、実際すごいもんなぁ…成績も小中とトップだし、高校に入ってもトップ独占だしなぁ」

女「そんな…そんなの当たり前よ…///」ツン

男「そっかぁ…じゃあ本格的に無理だなぁ…女は…」ハァ

男「誰を誘おうかなぁ……」グヌヌ

女「…私の友達でベースがすごく上手い子がいるの」

女「紹介しようか?」

男「マジで!?紹介してくれ!」ドキ

女「いいけど…あんたと気が合うかどうかねぇ……」

男「へ?」

女「まぁいいわ、紹介してあげる」

女「今日の放課後、音楽室に行くように言っとくから」

男「あ、俺今日部活あるんだけど…」

女「休みなさい!」

男「えぇ!?」

女「とにかく、紹介してあげるんだから感謝しなさいよ?」フンス

男「…あい…」


7:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/08(木) 02:16:01.53 ID:4kpn7ZKP0


放課後

男 (…結局ほんとに部活を休んでまで来てしまった…)

男 (…まぁバンド組むためだし、仕方ないよな……)ハァ

男「失礼しま~す…」ガチャ

姫「……」ハッ

男「! …君が女が言ってた、ベースの上手い子…?」

姫「…人に何かを尋ねる時はまず己から名乗るのが常識よ」

男「え?あ、…すいません…」

男「1年A組の男っていいます…」

姫「1年B組の姫といいます、よろしく」

男「ほ、本題に入るけど、バンド、やらない…?」タジタジ

姫「……」

男 (…あれ?反応ナシ…?女、本当に言ってくれたのか…?)

姫「まずあなたと私の『音楽性』が合うか、試さないことには始まらないわ」ス

男「へ?」

姫「ジャムりましょう」

姫「男くん、ギター?ドラム?早く準備を」

男「」

姫「……」ボボン ボボ…

男 (…ジャム?な、何言ってるんだこの子……パン食べたいの?)アゼン

姫「…何してるの、早く」

男「あ、あの…その…俺……」

男「何も楽器できません………」

姫「」


9:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/08(木) 02:28:40.66 ID:4kpn7ZKP0


姫「…私、軽音楽と吹奏楽を掛け持ちしているの」

姫「あなたのような暇人ではないってわけ。分かる?」

男「……」

姫「…はぁ、時間の無駄になったわ……、帰ります」ス

男「…あ、あの……」

姫「…まだ何か?」

男「こ、これから上手くなっていくから……練習するから…、その…」アセアセ

姫「聞こえませんでしたか?私は『あなたのような暇人ではない』のです」キッパリ

姫「…失礼します」ガチャ バタン

男「……」

男「………」グス

男「な…なんだよぉ……知らない…だけじゃんかよぉ…」

男「……もう帰ろう…」グス…


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

男の家

妹「………」じぃ

男「………」

妹「…珍しいね、お兄ちゃんが気持ち悪くないなんて」

男「…俺だって黙る時はあるよ…」ハァ…

妹「…何かあったの?」

男「お前には関係ない」キッパリ

妹「!?」

妹「な、何よ!せっかく人が心配してあげてるのに!!馬鹿にぃ!!!!」ダ

男「……」

男「……はぁ」

母「ご飯よぉ~」


10:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/08(木) 02:38:35.07 ID:4kpn7ZKP0


次の日

男「……」しょぼん

女「…今日はやけに静かね…」

男「……」

男 (…よく考えたら何て馬鹿らしいことをしてたんだ…俺は)

男 (楽器は持ってないし…音楽知識もロクに知らない)

男 (そんなヤツが相手にされないのは当たり前じゃないか…)

男「よっし決めた!!!」ガタ

女「!?」ビク

男「女!お前の友達にギター教えられる人いない!?」

女「は?何よいきなり…」

男「俺はギターをやる!」ドン!

女「…そんないきなり……都合良くいるわけないでしょ?」ハァ

男「むぐぐ…そうか、女の友達にいないんだったら……」

男「! 確かゲイ先輩がギターやってたよな…よし!」

女「待って!探す!ギター教えられそうな人探すから!」ドキン

男「え?」

女「ちょ、ちょっと待ってて!」ピッピッピ…プルルル….

男「どうしたんだよ急に…、別にゲイ先輩でいいじゃん…」

女「ダメよ!あんたそんな簡単に貞操を…じゃない/// そんな簡単に教えてもらったら…!!」アセアセ

男「? …まぁいいや、探してくれるんなら頼むよ!」ヨッシャ

女「…はぁ……」プルルル…プルルル…


11:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/08(木) 02:53:54.12 ID:4kpn7ZKP0


放課後

男「…また音楽室かぁ…若干トラウマだぜ…」ハァ

男「まぁいいや…バンドを組むためなんだし…!」グ!

男「失礼しま~す…」ガチャ

岩男「ん?」

男「!?」

男「ま、間違えましたぁ~」ヘコヘコ

男「……」バタン

男「…音楽室を間違えるとは…緊張しすぎだぜ俺…」タハハ

岩男「おい」ガチャ

男「」

岩男「お前さんが女の言ってたヤツか!」

男「は、はい…」

岩男「俺は2年A組の岩男、ギターをやってる」

男 (こ、こんな図体してギター!?ドラムだろ絶対……)ガクブル

岩男「俺にギターを教えてほしいんだってな?」

男「…は、はい!是非!」

岩男「おぉ、いい返事だな!」ガハハ

岩男「だが…教えるには条件があるな」

男「…?」

岩男「俺はな、男よぉ」

男「? はい…」

岩男「中途半端な野郎が 大 っ 嫌 い なんだ」

男「は、はい……」

岩男「…お前、聞いたところによると、バスケ部らしいな?」

男「はい…そうですけど……」

岩男「お前、『バンド』と『バスケ』どっち取るんだ?」

男「!!!」ドキ

男 (…岩男さんはこう言いたいんだ…)

男 (ギターをやるんだったら…バンドをやるんだったら、…他のこと全てを犠牲にしてでもやれ!!)

男 (…マジかよ…バスケ……面白いし、辞めたくない…)

男「あの…別にいいんじゃない…ですか?両立すれば…いいだけなんじゃ…」オズオズ

岩男「俺が気にいらねぇんだよ!!!」ダン

男「わひぃ!」ビク

岩男「言ったはずだ、俺は中途半端なヤツは大っ嫌いだとな」フン

男「……」ムググ…


12:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/08(木) 03:08:15.38 ID:4kpn7ZKP0


さらに放課後 職員室にて


バスケ部顧問「…次の練習試合の選抜メンバー…どうするかなぁ……」

モブ先生「あ、男くんなんてどうですか?」

バスケ部顧問「あぁ…男かぁ…」

モブ先生「この前、練習風景を見てましたけど、すごく上手くなりましたよねぇ」

バスケ部顧問「確かに…、もう3Pシュートは絶対外しませんからねぇ…」

バスケ部顧問「…よし、入れてみるかぁ…」カキカキ

男「…失礼します」ガラガラ

モブ先生「おぉ噂をすれば何とやら…」フフ…

バスケ部顧問「男か!ちょうどいいところに来た!お前選抜メンバーに入ったぞ!」ニコニコ

男「えっ…」グサ

バスケ部顧問「…? 何だ、嬉しそうじゃないな…」

モブ先生「男くん、ずっと前から選抜メンバーに入るって意気込んで練習してたじゃないですか…」

バスケ部顧問「何かあったのか?」

男「…あの、俺……」

男「部活、辞めます…」

バスケ部顧問「」

モブ先生「」

男「…これ、退部届けです……」ス

バスケ部顧問「ちょ、何を言ってる!お前、何を言ってるのか、分かってるのか!?」アセアセ

モブ先生「そ…そうですよ!何かあったのですか!?」オロオロ

男「…俺…他にやりたいこと、できたんです……」

男 (仕方ないよ、バンドのためなんだ…)

男 (こうしなきゃ教えてもらえないんだ…)

バスケ部顧問「……この退部届けは預かっておく」

モブ先生「ちょっと先生!?」

バスケ部顧問「…何があったかは知らん…、ただ、判断を急ぎすぎると後々後悔することになるぞ」

男「……」

バスケ部顧問「一週間待つ、それでも気が変わらないのなら……もういい」

男「……わかりました」

男「………失礼しました」ガラガラ バタン


モブ先生「…男くん……」

バスケ部顧問「………」


13:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/08(木) 03:16:50.00 ID:4kpn7ZKP0


男の家

妹「………」

男「………」

妹「……また、…気持ち悪くない…」

男「…うるさいよ」ボソ

妹「~~~ッ!!!!!」ムカ

妹「…気持ち悪くないお兄ちゃんなんて、お兄ちゃんじゃない」

男「……」

妹「……」

男「あばばばばばばばばば」

妹「!?」ビク

男「…これでどうだ」

妹「……キモイ」クス

男「…そうか」フ…

妹「…あのさ、お兄ちゃん」

男「ん?」

妹「…何でもいいから、私にも相談してよ…」

妹「…そんなに溜め込みすぎて黙っちゃうくらいなら、相談して、楽になってよ…」

男「……」

妹「そのほうがきっと…いいに決まってる」

男「…かもな」フゥ…

男 (…いつまでも沈んでちゃダメだ…)

男 (…一度決めたんだ、後戻りなんかしないぞ…!)

男 (やってやる…!絶対バンドやるんだ…!)グ…

母「ご飯よぉ~」


14:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/08(木) 03:23:22.55 ID:4kpn7ZKP0


次の日

男「おはよう!!!!!」

女「うるさい!」

男「ごめんね!!!!」

女「…ごめんね、岩男さんしか見つからなくて…」

男「? あぁ、別にいいよ、っていうか探してくれただけでも感謝なのに、見つけてくれたんだ。ダブル感謝だよ」ニコ

女「!?/// べ、別にあんたのために探したんじゃ…ないんだから……」

男「え…?じゃあ誰のために…?」

女「じ、自分のためよ!自分の私利私欲を満たすためだけに探したまでよ!!!」アセアセ

男「そうかぁ!さすが女だな!」アハハ

女「……鈍感なんだから」ボソ

男「へ?」

女「ななな何でもないわよ!!!////」ビク


15:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/08(木) 03:33:42.21 ID:4kpn7ZKP0


放課後 音楽室にて


岩男「来たか」

男「はい!部活も辞めてきました!」フンス

岩男「ふむ、本当に良かったんだな?」

男「もちろん!俺はバンドを、ギターをやりたんです!!」グ

岩男「がはは!そうかそうか!よし、大したヤツだ!いいだろう、これを貸してやる!」ス

男「!! これは…!」ドキン

岩男「レスポールだ」

男「うぉおぉぉおお!…本物だ…本物の……ギター……」ドキドキ

岩男「そいつは1956年カラマズー工場製のギブソン・レスポールTVモデル、ネックとボディにオールド・ホンジュラスマホガニー、指板にハカランダを使ってる。そして軽量アルミ製バーブリッジにオールドP-90一発…どうだ?そそられるだろう?」フフフ

男「よ、よく分からないけど、すげぇ……!」ドキドキ

岩男「壊すなよ?」ニヤニヤ

男「も、もちろん!そんなこと絶対しませんよ!」アセアセ

岩男「よし、んじゃ始めるか!」

男「よろしくお願いします!師匠!」

こうして俺はギターを始めた


16:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/08(木) 03:46:26.23 ID:4kpn7ZKP0


一週間後 放課後


男「…ひ、人差し指で…全部の弦を…」プルプル

岩男「弾いてみろ」

男「は、はい!」

ペキペケケン

男「……」

岩男「……完全にセーハしきれてないな」ハァ

男「だ、だって…難しいんですよ…Fコード…」

岩男「そんなもん分かっとる、初心者はだいたいそこで行き詰る」

男「むぅ…」アセアセ

岩男「…気分転換に、簡単なコードで弾ける曲でもやるか」スク

男「!! マジですか!?」パァ

岩男「…そうだな、The BeatlesのI`ve Got a Feelingなんてどうだ?」

男「コード分かりません…」

岩男「俺が以前耳コピして、簡単なコードで弾けるようにしてあるから大丈夫だ、ほれTAB譜」ス

男「ど、どうもです!」

岩男「テンポは…こんなもんか、よし、行くぞ?」

男「はい!」


女「お、やってるみたいね」ノゾキ

姫「…ねぇ女、用って軽音楽部の練習を見ること?」

女「ん?ちがうちがう!職員室に用があるのよ」

姫「じゃあこんなところで油売ってないで、さっさと行きましょう」

女「も、もうちょっとだけ!」ノゾキミ…

姫「…まったく…女ったら……」ハァ

女「……」じぃぃ…


17:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/08(木) 03:51:51.27 ID:4kpn7ZKP0


男の家


ジャンジャカ ジャンジャカ~♪

妹「……」

男「♪」

ジャンジャカジャ~ン♪

男「♪」

妹「…お兄ちゃん」

男「ん?」

妹「どうしたの…そのギター…」

男「あぁこれ?先輩から借りたんだ~♪」ウフフ

男「いいだろ?うふふ/// 貸さないぜ?///」ウフフフ

妹「別にいいよ…興味ないし……」プイ

妹「ってかキモイ…」

男「♪」

ジャカジャカ ジャカジャカ♪

妹「………」フゥ

妹 (…よかった…いつものお兄ちゃんだ…)ニコ

母「ご飯ですよ」


18:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/08(木) 04:01:31.91 ID:4kpn7ZKP0


次の日


男友「おい!男!」タタタ

男「ん?」

男友「…聞いたぜ…お前、部活…本当に辞めちまうって…」

男「あぁ……」

男友「顧問の先生、一週間も待ってくれたのに…どうして辞めちまったんだよ!?」

男「…それは……」

男友「…お前、言ってたじゃねぇか…いっしょにレギュラー取ろうぜって…!」グス

男友「あん時の約束は嘘だったのかよ!!!」

男「……ごめん」

男友「なぁ…なんで…辞めちまったんだよ……」グスン

男「……軽音」ボソ

男友「…?」グス

男「軽音部に…入ったんだ」

男「…中途半端に掛け持ちしてたら…バスケ部にも軽音部にも迷惑かかると思ったから…その…」

男友「それでバスケ部を捨てた、と…」

男「す、捨てたわけじゃ…!?」

男友「そうじゃねぇか!!!!!!!」

男「ッ…」ビク

男友「軽音部を選んで…バスケ部を…捨てた!!」グス

男「お、おい…落ち着けよ…」

男友「うるさい!!もうお前なんか知らねぇ!!!」ダ

男「ま、待てよ!!!」

男「……」

男「違う…そんなつもりで…俺は……」


19:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/08(木) 04:14:44.20 ID:4kpn7ZKP0


放課後 音楽室


男「……」ガチャ

男「……!」

姫「…」

男「…姫さんか…どうしたの、音楽室にいるなんて…」

姫「… I`ve Got a Feeling」

男「へ?」

姫「 I`ve Got a Feeling…、The Beatlesのラストアルバム、Let it beに収録されている曲…」

姫「…私も好きなんです」

男「…そ、そうなんですか」

姫「…ジャムセッションの意味は教わりましたか?」

男「…一応、…でもまだできないんだ……」

姫「ではI`ve Got a Feelingを弾いてください」ス

男「…え…」

姫「弾けるんでしょう?セッションしましょう」ニコ

姫「チューニングは終わりましたか?」

男「お、終わったよ…」ドキドキ

男 (…なんてこった!まさか姫さんとセッションすることになるとは…)ドキドキ

男 (あの時もう厭きられちゃって、口も聞いてもらえないだろうなって思ってたのに…)

男 (…でもある意味チャンスだ…幸いこの曲は1発で気に入って完璧にマスターしてるし…!)

男 (名誉挽回だ!)グ


21:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/08(木) 04:31:54.05 ID:4kpn7ZKP0


姫「…ワン・ツー・スリー・フォー…」


~♪ ~♪


男 (よし…いい感じ…)

姫「…」フフ… ボボン.ボボボ

男「!」

男 (すげぇ…ベースがいると…なんか…すげぇ落ち着く…!)ドキドキ

男 (さすが…バンドの土台、骨組みを作るだけある…)ドキドキ

姫「~♪」フンフ~ン

男 (姫さん鼻歌まじりで弾いてる…、すごい楽しそうだ…)

男 (…なんか俺も楽しくなってきたw)ドキドキ


~♪ ~♪


男 (I`ve got a feeling, a feeling deep inside. Oh yeah, Oh yeah!)

姫 (I’ve got a feeling, a feeling I can’t hide. Oh no. Oh no, Oh no…)

男 (やべぇ…すげぇ楽しいんだけど!!!!)ドキドキ


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

男「ふー…」

姫「…ありがとうございました」ペコ

男「いやいや、こちらこそありがとう!楽しかった!」ニコ

姫「やはり音楽というものは誰かと奏で合ってこそ、真の楽しさを味わえるものですね」ニコ

男「そうだね、セッションしてみて分かった。すっごい楽しいって」ドキドキ

姫「うふふ」ニコ

男 (…今ならいけるッ!?)グ

男「姫さん!」

姫「!? はい…何でしょう?」ビク

男「バンドに入ってください!お願いします!」

姫「……」


23:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/08(木) 04:48:04.30 ID:4kpn7ZKP0


姫「ごめんなさい」

男「えぇ!?」ガビーン

姫「…以前に言った通り、部の掛け持ちをしている身なので…これ以上活動を増やすのは…ちょっと……」

男「うはぁ…マジかぁ…」グヌヌ

姫「…でも」

男「?」

姫「男くんの声、いいと思います」

姫「男くんがボーカルしたら、きっとベースをやってくれる人もドラムをやってくれる人もすぐに見つかりますよ」ニコ

男「お、俺がボーカル?」キョトン

姫「…知らないうちに口ずさんでましたよ」ニコ

男「マジか…///」アセアセ

姫「それじゃ失礼します、今日はありがとうございました」ペコ

姫「では…」ガチャ バタン

男「……」

男「…俺がボーカルかぁ…」


男友「くっだらねぇ!」バ!

男「!? お、お前…いつの間に!?」ビク

男友「部活休んで、この放課後ずっとお前の活動を見てた」カクレテ

男「お、おま、犯罪だ!」

男友「うるせぇ!それより何だ今のは!」

男友「へったくそ!へったくそ!」

男「な!?」グサ

男友「マジへったくそだなお前!そんなんやるくらいならバスケ部に戻ってこい!」

男友「部のみんなも顧問の先生も心配してんだぞ!急に辞めちまったから!」

男「ぐぬぬ…お、俺は…」タジタジ

男友「戻って来い!今なら間に合う!余裕で間に合うんだ!さぁ!」クイクイ

男「…俺は戻らない」

男友「はぁ!?」

男「…俺はバンドがやりたいんだ、だから戻らない」

男友「…お前……」

男友「本気か…」

男「……」

男「そうだよ」

男友「………ふん」クル

男友「もう知らん!!!!バーーーーーーーーーーーーカ!!!!!!」ダ バタン


男「…しつこい…本当に……」ハァ


24:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/08(木) 04:55:54.26 ID:4kpn7ZKP0


男の家

男「~♪」

ジャカジャカ ジャカジャカ

妹「……」

ジャカジャカ ジャカジャカ

妹「…あのさ」

男「うん?」

妹「…楽しそうなのはいいんだけど…うるさい」

男「別にいいじゃん!まぁ聴けよ!俺の歌を聴けぇ!ってね!」ハハハ♪

ジャカジャカ ジャカジャカジャ~ン♪

妹「………」

妹 (まいった…いつもよりマジでキモイ…そしてウザイ…)

男「~♪」

妹「…あのさ」

妹「…さっきから一曲しか弾いてなくない?」

男「これしか練習してないんだ」ジャカジャカ

妹「…上手くならないよ?」

男「いやこれ完璧にしろって師匠が…」ジャカジャカ

妹「師匠!?」

男「うん」

妹 (…なんか変なのにつかまってないといいけど…お兄ちゃん…)

男「ちなみに師匠は岩男さんっていうんだ」ジャカジャカ

妹「岩男さん!?」


25:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/08(木) 05:15:35.44 ID:4kpn7ZKP0


次の日 生徒会室


生徒会長「それではこれから生徒会会議を始める」

副会長「よろしくお願いします」

女「よろしくお願いします…」

書記「よろしくお願いします」

モブ美「よろしくです」

副会長「本日の議題は2ヶ月後に控えた文化祭についてです」

副会長「今現在、クラス毎の出し物に加え、体育館を全面利用した出し物を企画している段階です」

副会長「体育館の出し物については、現段階でダンス部によるダンス、軽音部による演奏、ジャズ研による演奏、この3つが候補に出ています」

副会長「他に何か…」

生徒会長「いや、もうこの3つで良くないか?」

生徒会長「あまり出てもらってもな…。裏方の人数は最小限に抑えたいし、出演団体にも慌しく動いてもらうわけにもいかんしな」

生徒会長「と私は思うんだがwwwwwwどう思う?wwwwwwwwww女ちゅわんwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」ウヘェ

女「い、いいと思うよ…お姉ちゃん……」モジモジ

生徒会長「よっしゃ決定wwwwwwwww書記wwww書いてwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」

書記「承知しました」カキカキ

副会長「ちょま…、…ま、まぁいいでしょう…僕もそう思っていましたしね…」フンス

モブ美「はいはーい!質問!」

生徒会長「何?」

モブ美「うちのクラスがメイド喫茶やりたいって聞かないんですけど、いいんですか?メイド喫茶って…」

生徒会長「ダメに決まっているわ」キリ

モブ美「そう…ですか…」

モブ美「…みんなやる気になってたのに…残念だね、女ちゃん…」

女「へ?あ、そ、そうだね…」モジモジ

生徒会長「ん?モブ美さんは女と同じクラスなの?」

モブ美「そうですけど…?」

生徒会長「なら許す」グ

モブ美「…へ?」キョトン

生徒会長「書記!1年A組はメイド喫茶よ!書きなさい!」バ

書記「承知しました」カキカキ

女「ちょっと!お姉ちゃん!」アセアセ

生徒会長「…女、お姉ちゃんはね、あなたのメイド姿が見たいの」キリッ

モブ美「」

女「ちょ、やめてよ…///」モジモジ

生徒会長「うはwwwwwwwwwwwwwwwwテラカワユスwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」

副会長「…あのぉ…進めてよかですか?」


26:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/08(木) 05:26:26.89 ID:4kpn7ZKP0


放課後 音楽室


岩男「お、だいぶ様になってきたな」

男「えへへ///」

岩男「もう普通にコードも弾けるようになってきたな…Fコードもクリアしたし、コードチェンジもスムーズだ」

岩男「何より上達が早い」

男「いやぁ/// 師匠の教え方が上手いからですよ!」エヘヘ

岩男「そ、そうか?がはは!さすが俺ってやつか!」

男「そうですよ!よっ!日本一の教え上手!!」

岩男「それはあんま嬉しくないな」

男「さいですか…」

岩男「日本一のギタリストとでも言ってくれたら気分も最高潮だがな!」ガハハ!

男「よっ!世界一のギタリスト!」

岩男「世界一て/////やめ///////照れまくる////////////////」ウヘヘヘ

男「よっ!よっ!よぉっ!」


女「…何やってるのあれ」

姫「さぁ…」


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

男の家

妹「……」

妹「おかーさん?お兄ちゃんは?」

母「二階じゃないの?」

妹「…ふぅん」

妹「……」

妹「……つまんない…」ツン


~♪ ~♪


男 (…やっぱりいいな…この曲…)

男 (…師匠には内緒でこの曲カバーしようかなぁ…)

男 (…でも耳コピの仕方しらないや…カバーできないかぁ……)

男「…あぁ早くバンド組みたいなぁ…」ゴロゴロ…


27:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/08(木) 05:41:49.97 ID:4kpn7ZKP0


次の日


男「おはよう!!!!!!!!!!!!!」

女「……おはよう」ハァ

男「…どした?元気ないな」

女「…私、メイド服着ることになった」ハァ

男「は?お前、着なかったんじゃないの?」キョトン

女「お姉ちゃんのせいで着るハメになったのよ!」

女「はぁぁあぁぁあ……もう最悪…死にたい………」ハァァ

男「そ、そうなのか…そりゃドンマイだな…」タハハ

女「…あんたはいいよね、男子だもの、コスプレしなくていい」

男「別にいいじゃん、たったの1日だろ?」

女「違うのよそれがぁ!!!!!」ブワァ!

男「へ?」

女「お姉ちゃんのせいで、私たち1年A組は2日目もメイド喫茶をやることになったの…」ハァァァ…

男「…マジか……」ウワァ…

女「もう…死にたいです…割とマジで…」ドンヨリ

男 (もう何言ってもダメだなこりゃ…そっとしとこう)


男友「よぅ男、おはよう」

男「お?あぁ男友か、おはよう」

男「何だ、機嫌いいじゃん、軽音部のこと認めてくれたのか?」

男友「なわけねぇだろ!!!!」

男「!?」ビク

男友「俺は諦めないぜ、お前を必ずバスケ部へ連れ戻す…必ずな」キリッ

男「そっか頑張れよ」

男友「うん頑張る!」

男友「ってお前を連れ戻すんだよ!何応援されてんの俺!?」ガビーン

男「朝からノリツッコミご苦労様です」

男友「うるさい!今に見てろよ!」プンスカ


28:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/08(木) 05:50:02.09 ID:4kpn7ZKP0


放課後 音楽室


男「こんにちはー!今日もよろしくお願いしますー!」ガチャ

岩男「…男か」

男「? どしたんですか?暗い顔して…」

岩男「…これを見ろ」

男「? なんですかこの紙… !?」ビク

岩男「…文化祭のエントリー用紙なんだが…俺のバンドのドラマーが昨日、足を骨折したらしくてな…」

岩男「ドラムを叩けなくなってしまったんだ…」ショボン

男「え!?そんな…じゃあ文化祭は…」

岩男「…辞退せざるを得ないだろうな…」ションボリヌス

男「そんな…」

岩男「…そこでなんだが…男」

男「はい?」

岩男「…お前が出てみないか?」

男「…ゑ?」


29:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/08(木) 06:00:29.50 ID:4kpn7ZKP0


岩男「お前のバンドが出るんだ」

男「で、でも、俺…まだバンド……」アセアセ

岩男「今から探すんだ、そしてバンドを組め、そして出ろ!」ガシ

男「そんな急に言われても困ります!それに、まだ人前で演奏できるレベルじゃ…」

岩男「お前ならできる、男」ググ

男「岩男さん…」

岩男「それに…上手くなるまで待ってたらジイさんになっちまうぞ?」ガハハ

男「……わかりました、やります」

岩男「…よし」ニコ


ギターを始めて間もないのに、いきなり舞台だなんて


でも不思議と嫌じゃない自分がいることに気付いていた


そして、俺がギターを弾いて歌って…


ベースの音が、ギターの音が、ドラムのリズムが、全部が合わさって


また、姫さんとセッションした時と同じ楽しさを味わっている____

そんなビジョンがうっすらと未来に見えていたんだ


30:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/08(木) 06:09:33.63 ID:4kpn7ZKP0


文化祭まであと60日

朝起きてまず俺がやること…

ギターに挨拶だ


男「おはようギターちゅわん////」ムチュウゥ


某アニメの主人公はギターに名前を付けていた

俺ももちろん試しにレスポールの『れすこ』ちゃんと命名し呼んでいたのだが

妹がガチで気持ち悪がっていたので止めた


ギターをギターケースにしまい、今日の授業の時間割を合わせ、一階へ

朝食はバナナと珈琲だ

パンはパサパサするし、白米は朝から俺にはちと重過ぎる

まぁそんなこんなで食べ終え、着替え、その他細かいことをした後、登校

男 (まずはメンバー集めだ…!もう本気で行くぞ!絶対文化祭でバンドやってやるんだ!!)ググ…


31:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/08(木) 06:17:48.98 ID:4kpn7ZKP0


朝 教室


男「おはようッ!!!!!!」

女「嗚呼うるさい!!」

男「ごめんね!!!!!!」

女「何よ今日は朝からハイテンションね…何かあった?」

男「まぁ色々とね」フフン

女「そう?」

男「それより女ァ!バンド組もうぜ!!!」

女「だが断る」

男「何でだよー!忙しくてもいいじゃん!頼むからさぁ!」アゥウ

女「忙しいから無理って、前に言ったじゃない!もう忘れたの!?」

男「いや覚えてるけどさ…そこをなんとか!ならない?」ムムム

女「無理ったら無理!マジ!」プンスカ

男「むぅ…」

男「じゃあいいよ、女の友達で、ドラムとベースとボーカルできるヤツいないの?」

女「そう簡単にいやしないわよ…」マッタク…

男「そっかぁ…じゃあゲイ先輩達に頼むしかないかぁ…」ショボン

女「待って!今から探す!だから待って!!」ピポパ…プルルル…

男「マジで!?やった!ありがとう!」ウワァイ!

女 (…計算してやってないだろうな…こいつ……)ゲンナリ


33:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/08(木) 06:33:42.65 ID:4kpn7ZKP0


放課後 音楽室


男「…よし、女のおかげでボーカル、ベース、ドラムの3つが今日揃うぞ…!」

男「この音楽室の中に、その3つが…3人がいる…ッ!」ドキドキ

男「…開けるぜ!」ガチャ

男「こんにちはー!」

べス男「…」

ボカロ「…」

ドラ子「…」

男「」


男 (なん…だと…?)


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


男「…えっと、とりあえず…自己紹介を…」

べス男「…1年Z組、べス男……カニ座…」ボソ

ボカロ「3年B組ボカロ!よろしくね!☆ミ」キャピ

ドラ子「ドッドドドド…ドドドドドッドドト…!」カタカタカタカタ


男「…え、えっと…あの……みなさん…、どれくらい…楽器をやってらっしゃるのですか…?」アセアセ

べス男「……ベースと共に生れ落ちた……16年」ボソ

ボカロ「ボーカルに楽器歴とかないゾ☆!?」ニッコリ

ドラ子「ドッタン!ドッドッタン!ドッタン!ドッドッタン!」カタカタブルブル

男「……」

男「そ、そうだ!みなさん、なんか曲やりましょう!」オロオロ

男「何がいいですか?」アセアセ

べス男「……何でもいい」ボソ

ボカロ「マキシマムザホルモンかな☆!(゚ー゚)(。_。)ウンウン!☆ミ」

ドラ子「ドドドドッドドドドドドドド」カタカタカタカタ

男「…あ、…えっと……」

男「…ごめんなさい、今日は解散で……」

男 (何だよこれ…何なんだよこれ……)ガビーン


35:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/08(木) 06:45:30.41 ID:4kpn7ZKP0


夜 男の家


妹「………」

妹「………」

妹「おかーさーん?お兄ちゃんはー!?」

母「二階じゃないの?」

妹「……むぅ」

妹「…つまんない」

男「おい!どうなってんだよ!今日来た3人!どうなってんだよ!!」

女『っ、電話越しに叫ばないでくれる!?耳が痛いわよ!』キーン

男「いいから!今日来た3人何!?何なの!?本当によく分かんなかったよ!?」アセアセ

女『はぁ…あの人達、まぁ…ああいう感じではあるけど、実力は折り紙つきだよ?』

男「そんなこと言われても…終始ああじゃ俺が疲れるよ!」アセアセ

女『私に探すの頼んだんでしょ!?文句言わないでくれる!?』プンプン

男「お、怒んなよ!俺だって怒りたいわ!」プンプン

女『とーにーかーく!頑張りなさい!それだけ!じゃッ!』プツン

男「お、おい!待てって!お、…おいィ…」ツー ツー ツー

男「…マジかよぉ…」グスン


36:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/08(木) 06:49:57.47 ID:4kpn7ZKP0


文化祭まであと59日

目覚めのおはようをギターに

支度を早々に済ませ一階へ

朝食をできるだけ早く、そして優雅に食す

___さぁ準備はできた

さぁ行こう、ギターよ!


         未来ある俺たちに行き止まりなどない!

母「いってらっさい」ムシャムシャ

男「…行ってきます」


37:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/08(木) 06:58:47.68 ID:4kpn7ZKP0


朝 教室


男「おはよう…」

女「おはよう」

男「……」

女「…」ツーン

男「…昨日は悪かったって…俺、熱くなりすぎてた」

女「……」

女「…ま、まぁ、反省してるんなら…許してあげてもいいけど…」ボソボソ

男「! ほ、本当か!?」パァ

男「ありがとう!女!」ニコニコ

女 (…フフ、こういうところは子供っぽいんだから…///)クス

男友「男ォ!!!!」ガラガラ!

男「!?」ビク

男友「今日も来たぜぃ!」ニヤニヤ

男友「さぁバスケ部へ戻れ!今すぐだ!」ギャーギャー

男「だが断る!」

男友「だがそれを断る!」フンス

男「だがそれを断るって何だよ!じゃそれを断る!!」フンス

男友「はぁ!?意味分からん!ややこしいわお前氏ね!!!!」ダ ガラガラ

女「……行っちゃった」ポカン

女「…あんたら何がしたかったの?」

男「…挨拶だろう」

女「今のが!?」ガビーン


38:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/08(木) 07:12:43.80 ID:4kpn7ZKP0


放課後 音楽室


男「はぁ…なんか憂鬱……」

男「…まぁいいか、今日はあの3人呼んでないし、今日は師匠とみっちり練習だぞ!!」グ!


男「こーんにーちはー!」ガチャ

べス男「…」

ボカロ「こんにちわ☆ v^-゚)⌒☆ブイ!(゚∇^*)v」キャッキャ

ドラ子「ドドッド、ドドッド…」カタカタ


男「」


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

男「何でいるの!?」ガビーン

べス男「……風に…呼ばれた……」ボソ

ボカロ「えぇー来ちゃダメなのぉ?∑o(*’o’*)o ウオオォォォォ!!☆ミ」

ドラ子「ドドドドドドドッド」カタカタカタカタ

男「いや呼んでないでしょ俺!何で来ちゃってるんですか!」アセアセ

男「つか風って何だよ今日驚く程吹いてねぇぞ風!!!」

べス男「…君の心の中を吹く…風……」ボソ

べス男「……」フッ

男「…」

ボカロ「練習!☆ミれんすーするお!w|;゚ロ゚|w ヌォオオオオ!!」ジタバタ

男「痛い!ちょ、暴れないで!」オロオロ

ドラ子「ッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」ドドドドドドドドドド….

男「ドラ子さんもバスドラで叩かないで!」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


ボカロ「それじゃいくおー?☆d(-_☆)!」

男 (…結局The BeatlesのI`ve Got a feelingか…)

男 (まぁ仕方ないよな…俺がこの曲しか弾けないんだから…)ハァ

べス男「……唸れ、俺の右腕…」ボソ

ボカロ「わん・つー・すりー・ふぉー☆!(≧∇≦)」キャッキャ!

男「!?」


39:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/08(木) 07:25:22.37 ID:4kpn7ZKP0


男「………」ジャーン ジャカ…


~♪ ~♪

べス男「……刻め、その音色を…魂を…」ボソボソ


ボボン….ベボボン…..

ボカロ「Oh please believe me, I’d hate to miss the train. Oh yeah, Oh yeah…♪」


ボカロ「~♪////」

ドラ子「……」

ド タン ドドッド タン

男 (…この一体感……)ドキドキ

男 (…これだよ、これ…これなんだよ…!)ドキドキ

男「やべ…震えてきたw」ブル…

べス男「……聖なる黄金水…か?」ボソ


男「違うわ!」


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


男「…すごかった」

ボカロ「everybody☆⌒(*^-゚)b(゚∇^d)(b^ー゚)d(゚ー゚@)♪good♪☆ミお疲れ様ぁ☆!」

男「…なんていうか、みなさん…すごいッス…」

男「…正直、みなさんのこと、楽器なんてできない人達の集まりだって決め付けてました…」

男「でも違った!全っ然違った!!」

男「…もし、…もし良かったら…!」

男「こんな俺とで良かったら、バンド…組んでもらえませんか!?」バ!


40:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/08(木) 07:32:47.30 ID:4kpn7ZKP0


ボカロ「そらないわ」

べス男「ないな」

男「!?」


ボカロ「だって君へたくそだもん」


べス男「もっと腕を上げてから来な…Tiny Baby…」フ…


ボカロ「じゃあのw」ガチャ バタン


男「」


男「!」


ドラ子「………」


男「ドラ子さん…!」ウルウル


ドラ子「ッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!」ドドドドドドドドドド….


男「痛ッ!?だ、だからバスドラで叩かないで!!」ドムドムドムドム….


41:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/08(木) 07:40:57.07 ID:4kpn7ZKP0


夜 男の家


妹「……///」ドキドキ

男「………」

妹「……///」ソワソワ

男「……はぁ」

妹「…お、お兄ちゃん、今日は元気ないね…///」

妹「どうしたの…?///」

男「…お前には関係ない」ハァ…

妹「ムッ……」

妹「……」

妹「…私言ったよね?相談してって…」

男「………」

妹「言ったよね!?」

男「うるしゃい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」ガタン

妹「!」ビク

男「ぁ…噛んじゃった…」

妹「……」ピクピク

男「!?///」ハッ

男「わ、笑うなー!命が惜しければ、わ、笑うなぁー!!///」アセアセ

妹「………ッ////」ピクピクピクピク

男「お、おいってば!笑うな!!///」オロオロ

母「ご飯ですじゃ」


42:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/08(木) 07:44:44.21 ID:4kpn7ZKP0


妹「だ、だって、うるしゃい!だもん!///」あはは!

男「だ、誰にだって噛むときはあるんだよ!!///」アセアセ

妹「でもさ、普通あそこで噛む!?機嫌悪いときだよ!?///」ぎゃはは!!

妹「もう機嫌悪いとか関係なくなっちゃったし!恥ずかしいだけだし!!////」バンバンバン

男「…もう死にたい…割とマジで……」アウアウ…

母「 ご 飯 で す じ ゃ 」


43:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/08(木) 08:17:10.28 ID:4kpn7ZKP0


文化祭まであと58日


おはようのキスをギターにし支度を早々に終え一階へ

飯を平らげた後は細かい身支度をし、いざ出発

…軽音が怖くなりつつあるんだが、大丈夫だよな…?


不安と少しの期待を胸に登校する俺……


割とマジで恐怖です


44:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/08(木) 08:34:05.25 ID:4kpn7ZKP0


男「おはよう……」

女「おはよう」

女「…元気ないわね」

男「あぁ……」

男「…結局あの3人もダメだったんだよ…」アハハ…

女「えぇえ!?マジなの!?」ドキン

男「マジなの」ガックリ

女「…意外ね…あの3人となら上手くやれそうだって思ってたのに…」

男「とならって何だよ…」ハァ…

女「…仕方ないわ、また探してあげる」

男「!? 本当か!?」パァ!

女「えぇ…ただしッ!」

男「…ただし…?」

女「…今度の日曜日…」ボソ

男「…ん?」

女「こ、今度の日曜日……映画…見に行きたい…///」ボソ

男「映画?あぁ、いいよ!お安い御用さ!」ニシシ

男「で、何が見たいの?」

女「……プリキュア////」ボソ

男「? …ぷりけつ?」オゲェ

女「プリキュアよ!プリキュア!!!/////」ドムン!

男「ぐはッ…!…プ、プリキュアぁ?」ゲホゲホ…

男「何でまたそんな子供向けのを…」

女「あんたバカァ!?////」ダン!

女「今回のプリキュアは今までのと、違うのよ!!!!////」ダンダン!

男「は…はぁ……」

女「大人から子供まで楽しめる、超エンターテイメントアニメなのよ!?/////」ハァハァ…

女「それをあんた、子供向けという括りだけで表現してしまうのは勿体無い!////」

女「勿体無さ過ぎるのよぉぉおおおおあああああああキュアピースちゃんん”ん”ん”ぁ”ぁ”あ”あ”ッ!!!!!!!!!!!!!!!!/////」

男「わ、分かった、分かったから…」アセアセ

男友「よぅ男!!!今日も来たぜぃ!!!!!」ドン!

男「えぇ!?また!?」ガビーン

男友「またって何だよ!」プンプン

男「今取り込み中なんだ!後にしてくれ!!」

男友「うるせぇ!俺が素直に聞くとでも思ってるのか!?」グハハ!


45:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/08(木) 08:39:07.00 ID:4kpn7ZKP0


男友「お前がバスケ部に戻ると言うまで、俺はここに居続ける!!」

男「じゃ勝手にしろ!」

男友「……」

男「女!保健室いくぞ!」

女「ぴゃあぁああ…川の向こうにピースちゃんがいるわぁ…!!」ハァハァ!!!!

男「それ以上鼻血を出すな!本当に死ぬぞ!」アセアセ

男「あとその川渡るなよ!いいな!?」タタタ….

男友「……」ポツン

男友「……………」グスン


46:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/08(木) 08:46:23.54 ID:4kpn7ZKP0


放課後 音楽室


男「はぁ…大変な目に合った…」

男「とりあえず女は無事だったから良かったけど…」ハァ

男「…今日はなんか練習する気になれないなぁ…」

男「……」

男「…いやダメだ、練習しなきゃ…!」フルフル

男「……もう誰にも下手糞って言わせない…そのためにも練習だ……」ヨゥシ…

男「みんなをアッと言わせてやるんだ!」グ


男「こんにちはー!」ガチャ

金髪「お?」


47:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/08(木) 15:48:07.32 ID:4kpn7ZKP0


男「……どちらさまですか?」ポカン

金髪「…君こそ…誰だい?」

男「ひ、人に名前を尋ねるときはまず己からですよ!」ビシ

金髪「先に尋ねてきたのは君だろう?」

男「むがが……」タジタジ


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


男「男といいます、1年A組、最近軽音部に入りました」ペコ

金髪「…そうか、君が最近入ったっていうあの…」

金髪「僕は2年A組の金髪、よろしく」ニコ

男「よろしくお願いします」ペコ

男 (…イケメンだなぁ…)じぃ

金髪「岩男から聞いてるよ、ギターやってるんだろ?」

金髪「そして、バンドメンバーを探している…」

男「…はい…そうなんです……」

男「でもなかなか見つからなくて…」タハハ

金髪「……」

男「本番までもう2ヶ月を切ったっていうのに…これじゃあやばいですよね…」ハァ…

金髪「…少年」

男「…ふぇ?」

金髪「最後まで諦めないことが肝心だよ」ニコ

金髪「希望を持ち続け、音楽を愛し続けるんだ」

金髪「…そうしたら、きっと見つかるさ」グ

男「…金髪さん」ウルウル

金髪「それじゃ僕はもう行くよ?じゃあね」ニコ

バタン…

男「…めっちゃいい人だったなぁ…」

男「……」

男 (…希望を持ち続けて、音楽を愛し続ける…かぁ…)

男「そう、だよな…そうでなきゃ、続かないよ…音楽は…」

男「うん、よし!」スク

男「よっしゃあ!!今以上に音楽を愛するぞぉおお!!!!」オォー!

男「さっそく練習だ!」ジャカジャカ


48:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/08(木) 15:55:51.14 ID:4kpn7ZKP0


夜 男の家


男「~♪」ジャカジャカ

妹「……」

妹「…飽きないね」

男「おう!なんたって俺は愛してるからな!!」フンス

妹「ふぇ!?////」ドキ

男「俺…決めたんだ、一生愛し続けるって……」

妹「ちょ…お兄ちゃん…だ、だめだよ…それは…////」アゥアゥ…

男「何がダメなんだ!俺は愛するって決めた!決めたんだ!!」

妹「…ふえぇ////」(今日のお兄ちゃん…大胆だよぉ……////)ドキドキ…

妹「…そうだ…ね、うん…、恋に…関係ないよね…兄妹、なんて…////」ボソボソ

男「~♪」ジャカジャカ

妹 (……お兄ちゃん…大好き!////)ウフフ

男 (愛でまくるぞぉ?音楽ちゃんをよぉ!)ウホォォオ!

男「Yeah! Yeah!」ジャカジャーン♪

母「ご飯ですじゃ」


49:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/08(木) 16:00:05.32 ID:4kpn7ZKP0


文化祭まであと57日

ギターへおはようのハグ&キスをして支度をし一階へ

飯を平らげいざ登校!

俺の軽音ライフはまだ始まったばかりだぜぇ!!

男「いってきまーす!」ダ


妹「いってらっしゃい…///」モジモジ


50:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/08(木) 16:09:03.95 ID:4kpn7ZKP0


朝 教室


男「おはよう!!!!」

女「」

男「ん?」

男「どうした女」ポン

女「ひゃぁ!?」ビク

男「うわ!…どうしたよ…そんな驚いて……」

女「…男か…別に、何もないよ…」

女「……はぁ」ゲッソリ

男「…いや絶対何かあるよ…」

女「ないわよ!」

男「お、怒らなくても…」ビク

男「…心配してやってんのに…」

女「よ、余計なお世話よ!消えなさい!」アウアウ

男「…むぅ」ムス

スタスタ…

女「……何やってんだろ…私は…」ハァァァ…


男友「廊下で会うとは奇遇だな!男よ!」ジャーン!

男「……はぁ」

男友「あ!?ため息つきやがったな!?」ガビーン

男「…悪いけどもう止めてくれ、本当に…」

男友「な…ッ!お、俺は、お前が戻ってきてほしいから…!」アセアセ

男「…言っただろ、俺はもう戻らないって…」ハァ

男「俺は軽音が…バンドがやりたいんだよ…じゃあな」スタスタ

男友「ちょ、ちょっと待てよ!おい!」

男友「……くそぅ…」チッ


51:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/08(木) 16:16:59.79 ID:4kpn7ZKP0


バスケ部長「なかなか説得できないな…」スタスタ

男友「部長…!」

バスケ部長「ったく…軽音部め…!うちの部から部員を奪っていくとは…」ぐぬぬ

バスケ部長「しかもこんな大事な時期に…」

男友「ですよね!…本当に許せないです…」ググ…

バスケ部長「あぁ…」

バスケ部長「お前は引き続きヤツを説得し続けてくれ、俺は軽音部の部長のところへ行く」

男友「は、はい!わかりました!」

バスケ部長「頼んだぞ」スタスタ

男友「はい!」

バスケ部長 (…3年最後の試合が1ヵ月後に控えている…それまでに……)

バスケ部長 (誰一人として抜けることなく、全員で3年を送り出してやってほしい…!そのためにも絶対に戻ってもらうぞ…男…!)スタスタ


52:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/08(木) 16:28:39.12 ID:4kpn7ZKP0


放課後 生徒会室

副会長「…なにこれ…」プルプル

モブ美「どうしたんですか?」

副会長「…これ、今月の生徒会の運営費…」

副会長「雑費4万って…」プルプル

モブ美「ああ…それですか…」

副会長「おかしくないか!?だって今月始まったばかりだぞ!?」アセアセ

副会長「なのにもう4万って……何に使ったんだよ!」オロオロ

モブ美「…あれです」ユビサシ

生徒会長「女ちゅわんwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwこっちwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwこっち向いておwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」ハァハァ

女「お、お姉ちゃん…これ…いつの間に買ったのよ…////」モジモジ

生徒会長「昨日買ってきたのwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwメイド服wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwもう2ヶ月も待てないからwwwww買ってきたおwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」ハァハァ

女「あうぅ…/////」モジモジ

生徒会長「こっちwwwwwwwwwwwwwwww向いてwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwはぁはぁはぁはぁはぁwwwwwwwwwwwwwwwwwww」ハァハァ

副会長「…」

モブ美「…ね?」タハハ…

副会長「…少し、風に当たってくる…」


ガチャ バタン…


女「モブ美ぃ!助けてぇ!!」キャァアア

生徒会長「女ちゅわんwwwwwwwwテラモエスwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」ハァハァァ”ァ”ア”ア”…!!!!

モブ美 (ごめん…女…、そっちの世界には行けないよ…私…)


53:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/08(木) 16:53:26.97 ID:4kpn7ZKP0


屋上


副会長「……本当に大丈夫かよ…生徒会…」

副会長「マジで心配だ…」

一陣の風舞う屋上 黄昏れる君の横顔と紅

恋の高き壁のその険しいこと だが君と僕の翼があれば…


どこまでも飛んでいけるさ… Sweet my Love…

副会長「…ん?」

副会長「…向こうから声が…」

パシン!


クラスの女子「マジでキモイ!意味わかんない!!!」

べス男「……」プルプル

クラスの女子「帰る!!!」ダ

べス男「ま、…待って……」

べス男「……Jesus」フルフル

副会長「……」

べス男「…!」ハッ

副会長「…あ、いや…覗き見してたわけじゃ…」アセアセ

べス男「……禿メガネ」ボソ

副会長「!?」

べス男「……」スタスタ

副会長「ちょ待てや!!」ガシ

副会長「確かに僕はボウズ頭でメガネかけてるけど、禿げてはないぞ!?」

べス男「……禿げろ」ボソ

副会長「!? こ、こいつ…!」カチン

副会長「生徒指導室に来い!!!!!!!!!!!!」


54:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/08(木) 17:04:20.29 ID:4kpn7ZKP0


音楽室


岩男「…そうそう、ゆっくりな…」

男「はい…」ジャーン… ジャーン…

岩男「…ふむ、なかなかいいな」

男「ほ、本当ですか!?」パァ

岩男「あぁ、もうこの曲は完璧だ!」ニカ

男「ぃやったああああああ!!!!!!」

男「ってことは、次の曲にいけるってことですよね!?」ワクワク

岩男「あぁそうだな!認めよう!」

男「よっしゃぁあああ!!!」ガッツポーズ

岩男「次の曲は…お前に選ばせてやる!」

男「え?いいんですか!?」

岩男「あぁ、お前も弾きたい曲があるだろうからな」ニシシ

男「師匠…」ジワァ…

男「よし…じゃあ何にしようかな…♪」フンス

岩男「あまりに難しいのは無しだぞ?」ガハハ

男「は、はい!」

男 (…! そうだ、あのCDの曲はどうだろう…)

男 (難しいかは分からないけど…でもすごく好きだから…演りたい…!)

男 (よし…決定だ…!)

男「あの…師匠」

金髪「大変だ!!!!!!!!!!!!!」バン!

男「!?」

岩男「金髪か、どうした?そんなに焦って…」キョトン

金髪「…べス男が、生徒指導室に連れて行かれた…!」ゼェゼェ

岩男「何ィィィ!!?」ガビーン

男「…へ?」


55:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/08(木) 17:20:06.40 ID:4kpn7ZKP0


生徒指導室


副会長「反省しているのかと聞いている」

べス男「……」

副会長「…ッ、お前…!」イライラ

ガチャ

副会長「! 遅いぞお前ら!」

副会長「お前らの部はどうなっている!?先輩への口の聞き方もろくに教育できないのか?!」

岩男「す、すまない…俺の不注意だ…」

副会長「不注意だの何だの、聞き飽きたわ!!!」バン

副会長「だいたい!お前らの部がここまで続いてきたのは、生徒会のおかげなんだぞ!?」

副会長「次は大丈夫だ、次は大丈夫だ、って何回言うつもりだ!!!!」

金髪「お、落ち着けって…副会長…」アセアセ

副会長「もう我慢できん!!!!」バン!!!!!!!

岩男「……」

金髪「……」

男「……」

べス男「…」

副会長「…軽音部は廃部だ」

男「!!?」

岩男「ちょ、待ってくれ!」

金髪「それはやりすぎだ…!」

副会長「やりすぎ?…ふざけるなよ…」

副会長「もうお前らの部の尻拭いは勘弁してくれ…うんざりしてんだよ…こっちは…ッ!!」イライライライラ

岩男「で、でも、それが生徒会の仕事だろ…?」アセアセ

副会長「黙れ黙れ黙れ!!!!」

男「……ッ」

岩男「……」

金髪「……」

副会長「…生徒会長は役立たずだ」

男「…?」

副会長「…だから生徒会の総権限は僕の手にある…、お前らは皆、僕の管轄下に置かれているんだよ」

副会長「……もうお前らの面倒を見ていられる程、…余裕がないんだ……」

岩男「……」

副会長「…分かってくれ」

男「……」

男「だ、だったら……」

副会長「…?」


56:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/08(木) 17:38:56.44 ID:4kpn7ZKP0


男「…部活が無くなるんだったら…文化祭まで…待ってほしい……」

岩男「男ッ…!」

副会長「……」

男「お、俺、バンド…やりたいんです…」

男「誰かと一緒に、演りたいんです!」

男「岩男さんのバンドの代わりっていう形で出る予定でした……」

男「…でも、そんなの…関係ない……」ググ…

金髪「男くん…」

男「俺はッ!誰かと演奏したい!その楽しみを、少しでも学校のみんなにも、知ってもらいたいんです!!」

男「…だ、だから…」

副会長「……」

男「…お願いします、…どうせ廃部になるんだったら、せめて…文化祭まで…待ってください……」

岩男「……俺からも頼む」

金髪「副会長……」

副会長「……」

べス男「……頼む」ボソ

副会長「………」

副会長「……ふん、まあいいだろう」

男「!」

副会長「…文化祭までだ」

副会長「…それが終わったら廃部だ、いいな?」

男「あ、ありがとうございます!」ペコ

岩男「感謝する!」

金髪 (…でも文化祭後は廃部…かぁ……)ハァ

副会長「…それとそいつの教育もしておけ、以上だ」ガチャ バタン

男「……はぁぁあ…緊張したぁ…」

岩男「男、お前なかなか度胸あるじゃないか、生徒会No.2に向かって1年生で意見を唱えられるとは」

男「…すいません、…本当は廃部、取り消しにしてもらおうと思ったんですが…」

べス男「……すいません」ボソ

金髪「過ぎたことを悔やんでも仕方ないさ…」

岩男「あぁ、もういいんだ、それより文化祭が俺たちの最後のライブとなるわけだ」

岩男「悔いのないよう、全力で挑めッ!いいな!?」

男「は、はい!!」




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